ビジネスマッチングコラム

飛耳長目vol.14
最終成約は結婚における入籍

最終成約は結婚における入籍

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これまでM&Aのイベントを"トップ面談はお見合い"(https://gift-map.jp/bm_column_10)、"ご成約式は結婚式"(https://gift-map.jp/bm_column_09)とM&Aを結婚にたとえてきました。"最終成約"は入籍にあたります。最終成約を行うことにより、譲渡企業と譲受企業は新しい一歩を踏み出すことになります。

最終成約では、買い手が売り手を受け入れるにあたっての契約を結びます。売り手側の条件、買い手側の条件に漏れがないよう、両者および関係者の十分なチェックが必要です。M&Aは1件1件契約条件が異なるため、同じ契約書は1つとしてありません。株式譲渡契約書につきましては、"株式譲渡の流れ"(https://gift-map.jp/bm_column_11)をご覧ください。

とくに売り手は、M&Aの最終成約をゴールにされる方がいらっしゃいますが、最終成約は手段であり、目的ではないということです。目指すべきはM&A実施後、経営統合による相乗効果で成長を遂げることです。結婚と同じように、入籍したからといってハッピーエンドで終わると決まったわけではありません。ここからが新たな幕開けとなります。

最終成約の調印は儀式として取り扱うことがよくあります。結婚式のようにM&Aご成約式として式を執り行います。ご成約式につきましては、"感動の調印式"(https://gift-map.jp/bm_column_09)をご覧ください。

最終成約にいたるまで幾度となく双方が話し合いを行い、交渉が難航しブレイクすることもあります。そんな困難な道を歩み、たどり着いた最終成約は、売り手・買い手ともに納得できる条件となっていなければなりません。売り手にとっては大事なわが子を見送ったあとも、買い手に大切に扱われるか心配です。買い手は大事なお子さんを迎え入れる気持ちです。大事なわが子(売り手)とパートナー(買い手)が結婚したあと、両者がハッピーになることこそが、M&Aの目的です。

M&A実施前には、PMI(統合プロセス)について検討しますが、実際にM&Aを行った後に、新しい情報が出てきたり予想外のことが起きたり、状況が変化することもあります。M&A実施後も重要で、細心の注意が必要です。仲介役の当社もその都度課題に立ち向かい、シナジーを発揮できるように努めます。売り手と買い手のシナジーは、1+1=2ではなく、3にも、5にも10にもなります。それがM&Aの醍醐味であり魅力です。

売り手と買い手のシナジー効果を十分に考えたM&Aを行いたい方は、
<support@gift-map.jp>宛にご連絡ください。
会社の価値を知りたい方も、<support@gift-map.jp>宛にご連絡ください。

2021.5.26掲載

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