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ビジネスマッチングコラム vol.43
人手不足から起きる問題
多くの中小企業では、人手不足が大きな問題になっています。採用の募集をしても応募者が来ないことが多いほか、なんとか採用できたとしても一人前に成長させるまでには多くの時間とおカネがかかります。特に建設業や製造業などでは職場環境のイメージから若い人材の確保が厳しい状況といえます。人手不足による労働環境の悪化や、倒産も増えています。というのも、人手不足の理由には求人難だけではなく、従業員の退職、有資格者の不足などもあり、これが人件費の高騰による資金繰り難につながり倒産に追い込まれてしまうこともあるのです。自社だけで人手不足の問題を解決することは難題です。
それらの問題は、M&Aという手段を使い会社あるいは事業を買収することで解消できる場合があります。つまりM&Aは人材確保を目的とする際、最も有効な手段なのです。
昨今の少子高齢化や人口減少などの理由により今後はさらに人材を確保するのが難しくなるでしょう。ロボット化やAIなどの活用で労働生産性を高められるのであればある程度解決するでしょうが、労働集約型の業界ではこれもまた簡単にはいきません。
M&Aにより手に入る人材
M&Aで買収することにより、売手企業で培われた経験やノウハウをもった人材が手に入ります。そのため、人材採用と育成のための時間と費用、労力がかかりません。今の事業を拡大するために、同じ業種の人材を確保することも可能ですが、異業種の会社を買収すれば、異業種に進出するために必要な経験とノウハウをもった人材を確保することも可能です。また、中小企業での人材採用から教育までのコストは数百万円から1千万円ほどかかる場合があるため、その費用を軽減させる利点もあります。M&Aをすることで即戦力となる人材を確保できるだけではなく、その会社の技術、顧客、設備、不動産などすべての経営資源を取得することができます。
もしイチから拡張すると
たとえば、外注している業務を内製化したいと考えている企業があるとします。自社だけで内製化できるようにするには、新しい工場を建てるための土地を購入し、工場を建設し、設備を導入し、その技術をもっている人を増やさなければなりません。膨大な費用と時間がかかります。これを内製化したい事業をすでに行っている会社を買収することで、すべての経営資源を一度に取得することができます。まさに時間をおカネで買うということです。スムーズに事業拡大につなげられるのです。
必要とされる“ヒト”
重要とされる経営資源をヒト、モノ、カネといいますが、中小企業ではそのなかでも”ヒト”が何より財産です。
M&Aで会社を買収する際、売手企業の売上や利益を重視する経営者が多くいますが、なかには財務状態よりも“人材がほしい”という理由で買収する会社があります。
人材を確保するためのM&Aを検討している方は、<support@gift-map.jp>宛に相談してみませんか。
2024.3.19掲載