ご成約事例 case7

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大阪のモノづくりの灯を絶やさない
既存の事業を取り込み、高付加価値を追求する

株式譲渡。譲渡側は有限会社丸栄機材、代表者:南都要66歳、事業内容:金属加工・建築金物製造、所在地:大阪府大阪市、設立:1981年、従業員数:18名。譲受側は三洋金属工業株式会社、代表者:下大川丈晴49歳、事業内容:精密金属加工・部品組み立てほか、所在地:大阪府門真市、設立:1987年、従業員数36名。

1.建築金物に強み

丸栄機材は建築金物を中心とした金属加工・製造会社で、創業者の山田晴美氏が1981年に立ち上げた。南都要氏は創業者との知己であり、以前から事業のサポート役を務めていたが、南都氏が勤務先を定年退職したのを機に入社。その後山田氏が亡くなり、南都氏が代表取締役社長に就任した。南都氏は同社株主で山田氏の長女である取締役・水井都氏とともに事業の継続方法を模索していた。

丸栄機材

2.大阪のモノづくりの灯を絶やさない

買主の三洋金属工業株式会社は1987年の設立。門真市に根付いたモノづくり企業で、特許を多数保有し、その技術力の高さからマスメディアにもたびたび紹介されている。代表取締役社長の下大川丈晴氏は2代目で、金融機関勤務などを経て家業を継いだ。後継者問題を抱える企業からの株式譲受も経験しており、傘下に2社を抱えるグループを形成している。「自社で不動産を所有していて、シナジーが期待できる企業があれば買受を検討する」と当社のGIFT mapアドバイザーに伝えており、丸栄機材の譲渡提案を受け、検討に入った。

三洋金属工業

3.スムーズに行ったトップ面談

2021年3月には下大川氏と水井氏・南都氏のトップ面談が行われた。丸栄機材の譲渡条件は会社名・事業継続と従業員の雇用継続で、3点とも合意を得た。さらに下大川氏は4月に再度水井氏と面談し、譲渡条件を整理。「下大川氏は経歴も人格も素晴らしく、将来についても忌憚なく話せました。今後はともにモノづくりの新たなステージへと進みたい」(南都氏)。譲渡を機に取締役を退任する水井氏も「無事に株式譲渡を終え、ホッとしました。丸栄機材の一層の発展を願っています」と話す。

調印式にて

4.ホールディングス化を視野に

下大川社長は今後も後継者問題に直面する企業を買い受け、双方のシナジー効果で高付加価値を生めるようなホールディングス体制を構築したいと考えている。「門真市をはじめ大阪の製造業の後継者問題は深刻ですが、大阪のモノづくりの灯を絶やすべきではないと考えています。そうした企業を買い受け、体質の強化を通じて製品の高付加価値化を図り、海外との価格競争から脱却するのが私の理想です。丸栄機材とシナジーを生む戦略は既に私の中に描けています。あとは時間をかけて一歩ずつ進めてまいります」(下大川氏)。

株式譲渡調印式を終えて

今回のM&A成立のポイント

  • Point 1 | トップ同士の信頼関係の醸成
  • Point 2 | グループ化後のシナジー効果
  • Point 3 | 譲渡側保有の動産・不動産の価値

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