ご成約事例 case4

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case4

GIFT mapは“寄り添う仲介”
お客さまとの信頼関係がM&A成立に貢献!

株式譲渡。譲渡側は有限会社スズキ工業所、代表者:鈴木里美77歳、事業内容:プレス金型製造、所在地:北海道札幌市、設立:1966年、従業員数:6名。譲受側は株式会社城南村田、代表者:青沼隆宏51歳、事業内容:パッケージ事業・金型事業、所在地:東京都大田区、設立:1965年、従業員数20名。

1 後継者不在の悩み

北海道札幌市の有限会社スズキ工業所は、プレス金型製造および部品のプレス加工を50年以上にわたり手掛けてきた。創業者(現会長)の鈴木良治氏から代表取締役を引き継いだ妻の鈴木里美氏は「北海道では当社にしかできない加工技術がある」と自信をみせる一方で、後継者不在の悩みを抱えていた。2019年12月のES SYSTEM契約更新時に日本テクノの営業担当へ悩みを伝えると、M&Aの提案があった。

6名の従業員が働くスズキ工業所

2 事業拡大と工場の建替えが課題

1949年、紙卸業として東京都大田区蒲田に創業した株式会社城南村田。3代目となる青沼隆宏氏が代表取締役に就任後、2度のM&Aを経て、現在は金型製作および真空成形が同社のメインだ。さらなる事業拡大をめざして2018年10月にGIFT mapへリスト登録。その後、古くなった工場の建替えをどうしようかと考えていた2020年9月に有限会社スズキ工業所の紹介を受けた。東京と北海道という距離にも「新型コロナウイルスの影響でリモートワークが定着した結果、社長である私の居場所も選択肢が広がりました」と話す。

城南村田の真空成形機

3 互いの人柄に惹かれて

顔合わせや工場視察など交流を重ねていくなかで、両氏は互いの人柄に強く惹かれていった。青沼氏は「鈴木ご夫妻がされてきた仕事や顧客との信頼関係を協力して引き継いでいきたいと考えるようになりました」。また鈴木氏も「青沼さんの職人を大切にする考え方などに触れ、この人なら安心と考えるようになりました」と話す。

札幌の工場を視察

4 最終合意への原動力は「信頼関係」

一方で本事例はデューデリジェンスでの不動産評価に大きな隔たりがあり、交渉難航の場面もあった。そこで東京と北海道のGIFT map担当者は、客観的な第三者の評価をもとに買取価格の再設定を提案。両社の思いに寄り添った交渉を続けることで最終合意に至った。鈴木氏は「無事に株式譲渡できたのはGIFT mapが調整の労を取ってくれたおかげ」と話す。長年にわたり電気の保安管理を担ってきた日本テクノとお客さまの信頼関係が活かされた。今後、城南村田は北海道に一部製造拠点を移し、東京では設計や試作品の製作を中心に行う予定だ。スズキ工業所の従業員を継続雇用し、取引先の引き継ぎと、新規顧客の開拓にも力を入れていく。

笑顔で迎えた最終譲渡契約調印式

今回のM&A成立のポイント

  • Point 1 | スタッフの継続雇用の実現
  • Point 2 | 既存取引先も事業の継続を要望
  • Point 3 | 生産拠点を集約することによる生産性の向上
  • Point 4 | GIFT map担当者とお客さまの信頼関係

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