ご成約事例

case3

50年にわたる経験と知識を託したい
「技術の継承」へ、新たなスタートを切る!

1 M&Aという選択肢に希望

有限会社アサヒ金型の代表取締役 青木俊和氏は、金型製造一筋50年の職人だ。18歳から先代社長のもとで金型加工の技術を身につけ、先代の廃業をきっかけに2002年に独立した。卓越した腕前と実直な性格で取引先の信頼も厚く、順調に事業を進めてきたが、70歳という年齢を前に、後継者がいないこともあり事業の引き際を考えるようになった。「廃業しかないと思っていた」と当時を振り返る青木氏だが、日本テクノのメールマガジンでM&Aを知った。「これまで培ってきた技術、取引先を引き継ぐことができる」と考えると希望が見えてきた。

有限会社アサヒ金型の工場

2 コロナの影響と決算期までの期限

譲渡先を探し出して間もなく有力な候補が見つかるものの、2020年に入り新型コロナウイルス感染症の影響で、譲渡に向けての話し合いや交渉が思うように進まないまま4月を迎えた。アサヒ金型の決算期は11月。青木氏のなかには、「これでもうあきらめようか」という気持ちもよぎった。しかし8月、譲渡先として有力と考えていた株式会社徳永の代表取締役 德永和彦氏から譲受を考えているとの連絡が入った。

マシニングセンターで作業をする青木氏

3 金型加工部門の大きなチャンス

株式会社徳永は特殊釘の製作に端を発し、広く金物製品を手掛けている。創業97年、和彦氏が跡を継いで17年になる。事業の安定と成長を求めて試行錯誤してきた德永氏だが、今後の事業の拡大を考えると抜本的な改革とさらなる前進が必要だと考えていた。「日本テクノからM&Aのお話をいただいたのはまさにそんなとき。当社の金型加工部門にはまだまだ伸びしろがあると感じており、大きなチャンスだと思いました」。

株式会社徳永の工場

4 新たなステージがスタートした

両氏の顔合わせや工場視察などを経て、2020年10月に株式譲渡調印式が執り行われた。調印式を終えて青木氏は「気持ちが楽になった反面、これから新しい仲間に技術を伝えていかなければいけないと考えると、独立した時よりも身が引き締まる思いだ」と話す。德永氏も「アサヒ金型さんの技術をしっかりと受け継ぎ、刺激を受けながら、事業の一層の発展を図りたい」と力強い決意を語った。50年培ってきた技術の継承へ向け、両社の新たなスタートが切られた。

最終株式譲渡契約調印式で固い握手を交わす

今回のM&A成立のポイント

  • Point 1 | 50年培ってきた高い技術力の継承
  • Point 2 | スタッフの継続雇用の実現
  • Point 3 | 譲渡先が好立地(交流・技術継承の促進)
  • Point 4 | 金型部門の改革による合理化(コスト競争力の引き上げ)
  • Point 5 | 既存取引先も事業の継続を要望

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